第146回 直木賞受賞作 蜩ノ記

 葉室 麟 

 今回直木賞受賞の葉室麟さんは8歳上の明善の先輩です。


 福岡県立明善高等学校卒業。西南学院大学文学部外国語学科フランス語専攻卒業。

 地方紙記者、ラジオニュースデスク等を経て、2005年江戸時代元禄期の絵師尾形光琳と陶工尾形乾山の兄弟を描いた「乾山晩愁」がで歴史文学賞を受賞。 

 2005年に出版された「乾山晩愁」(新人物往来社)には歴史文学賞受賞作のほか「永徳翔天」「等伯慕影」「雪信花匂」「一蝶幻景」を収録。

 50歳から創作活動に入って4年で文壇デビューした。2007年には第14回松本清張賞に「銀漢の賦」が選ばれる。「銀漢の賦」は、架空の藩を舞台にした時代小説。

 受賞時には「松本清張さんは同じ小倉の生まれで、非常に近しい感じがしていた」と語る。

 選考委員を代表して宮部みゆきは「藤沢周平を思わせる正攻法の歴史小説で、ほぼ全会一致で決まった。漢詩を心に残る形で使うなど、教養の高さが物語に厚みを与えた」と講評した。

               ーWikipediaより要約